今年は孟宗竹の芯に軽トラック4台分の萱を巻き付け、例年より出来が良かったと評判でした。火の回りも外側から順に炎が燃え上がり、崩れもせず高い焔が何度も立ち上がりました。
「凄いね!」「今年は違う!」と集まった村人は少し興奮気味で私も夢中になってシャッターを切りました。
やがて遠くから消防のサイレンが・・・まさか此処じゃないよね!サイレンはだんだん近づき、赤い回転灯が見えました。やっぱり間違って来たな!最初は笑って見ていましたが、次から次へと消防車の近づく音が・・・
割野の十二講は毎年消防署に届出をして実行している集落の伝統行事です。今までも押付け方面から個人的に火事ではないか!という連絡が来たことはありましたが、消防車騒ぎになったのは初めてです。どのような行き違いがあったかは分かりませんが、広報無線には出るし、携帯電話は鳴りっぱなし・・・いやはや、平成最後の十二講は記憶に残るイベントになりました。